陸上界で走り幅跳のホープとして注目されている橋岡優輝選手の出身校や成績をまとめました。
橋岡優輝選手は、走り幅跳びの世界最高ランク3位(2022年6月17日現在)という、世界的な走り幅跳びの選手です!
走り幅跳を始めた高校以降の出身・在学校のコーチとの関係も興味深いところ!一時橋岡優輝選手が成績を塗り替えた日本記録を保持していたのが日大でのコーチの森長氏。師匠越えを果たしました。
2019年には世界陸上に出場し入賞、2021年の東京オリンピックでは決勝進出&6位入賞でした。
2022年7月の世界選手権も決勝に進出して、10位という結果を残しています!
橋岡優輝選手は両親も元陸上選手で陸上家系のサラブレッド。また従兄弟の橋岡大樹さんはJリーガーです。
橋岡優輝とは?走り幅跳び界のサラブレッド!
橋岡優輝選手は陸上競技の走り幅跳の選手で、日本大学に通っていました。
大学卒業後は、富士通の陸上競技部に所属しています!
中学から陸上を始め、高校から走り幅跳の指導を受けて頭角を現し、今後オリンピックや世界陸上などでメダルの期待されているアスリートです。
また、ご両親をはじめ、親族にも全国レベルの陸上競技経験者やサッカー選手がいることから、陸上競技、走り幅跳界のサラブレッドとしても注目を集めています。
🥇橋岡優輝JPN 8m22 +0.5#AAC2019 #Longjump pic.twitter.com/1oP4gQxc04
— EKIDEN NEWS (@EKIDEN_News) April 24, 2019
橋岡優輝(はしおか ゆうき)選手は1999年1月23日生まれ。2022年10月時点で23歳の跳躍競技(走り幅跳)の陸上選手です。
出身は埼玉県浦和市(現・さいたま市)、身長183cm、体重76kg。
2019年には走り幅跳びの日本新記録を樹立、またフジテレビ系「ミライ✩モンスター」にも取り上げられ、実力だけでなくイケメンアスリートとしても話題を呼んでいます。
📺オンエア情報📺
ミライに羽ばたく金のタマゴ応援番組のミライ☆モンスターに、#走幅跳 #橋岡優輝(#日本大)が出演‼️#フジテレビ#ミライモンスター
12/1(日)11:15~11:45
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ぜひご覧ください😆#JAAF #陸上
写真提供:フォート・キシモト pic.twitter.com/o3goQWdOnr— 日本陸上競技連盟 (@jaaf_official) November 27, 2019
橋岡優輝選手はご両親も元陸上競技選手で、また橋岡選手の叔父・叔母も元陸上選手、さらに従兄弟がプロサッカー選手と、スポーツ一家というよりスポーツ一族と言えるような家系の血を受け継いでいます。
橋岡優輝(日大)ファミリー・トーク(『月刊陸上競技』2018年9月号誌面転載記事)https://t.co/rLND9JhrxE
陸上界に二世アスリートは何人も誕生しているが、日本選手権の男子走幅跳で19歳ながら2連覇を達成した橋岡優輝(日大)の家族は、そのキャリアがとりわけ豪華だ。 pic.twitter.com/JYd68m9lge— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) August 10, 2018
橋岡優輝選手のお父様の橋岡利行さんは陸上競技の元棒高跳びの選手。日本選手権7度優勝の経歴を持ち、棒高跳の元日本記録保持者です。
お母様の橋岡直美(旧姓・城島直美)さんは、走り幅跳、三段跳、100mハードルの元中学記録保持者で、高校時代は100mハードルでインターハイ3連覇。日本選手権でも100mハードルで2回、三段跳で3回の優勝を経験し、1986年のU20アジア大会でも100mハードルで優勝を果たす華麗な経歴の持ち主です。
お父様の弟さん夫婦の間の子どもで、橋岡優輝選手の従兄弟にあたる橋岡大樹(1999年5月17日生まれ)さんと橋岡和樹(1997年1月10日生まれ)さんはプロサッカー選手。大樹さんは浦和レッズ所属のJリーガーで、和樹さんはシンガポールプレミアリーグのアルビレックス新潟シンガポールに所属しています。
特に日本で活躍しているJリーガーの橋岡大樹さんは一時期橋岡優輝選手と兄弟ではないかという噂も流れました。
また、橋岡大樹・和樹さんのお母様で橋岡優輝選手の父方の叔母にあたる橋岡深雪(旧姓・笹川深雪)さんは元陸上200m走者で、全国中学校体育大会の200m走で優勝経験があります。
お母様の妹で、橋岡優輝選手の叔母にあたる渡辺良子(旧姓・城島良子)さんは、100mハードルの選手で、橋岡選手のお母様直美さんと同じU20アジア選手権で優勝(1992年)。姉妹お二人とも埼玉栄高校の出身で、高校生のときにU20アジア選手権で優勝しています。
さらに良子さんの夫で橋岡優輝選手の叔父にあたる渡辺大輔さんは走り幅跳の選手で、2000年シドニーオリンピックに日本代表選手として出場しています。渡辺大輔さんは、東京の八王子高校の体育教諭で陸上部顧問を務め、橋岡選手の高校時代(八王子高校に進学)に指導を行っています。
GET SPORTSで橋岡の特集始まった! 走り幅跳びアジア王者の橋岡優輝の方。 pic.twitter.com/5xGGxWf0N4
— あかまさ (@akamasa_33) June 16, 2019
橋岡優輝選手はご両親が陸上競技で輝かしい成績を残しているだけでなく、親戚も陸上競技やサッカーの有名選手であることが、橋岡優輝選手が「サラブレッド」と言われるゆえんというわけです。
よく “運動能力” は遺伝すると言われますが、実際に最近の研究でも “運動能力” が遺伝する可能性は高ことが認められており、特に持久力よりも瞬発力を必要とする運動能力のほうが遺伝する可能性が高いそうです。
陸上競技で言えば長距離走よりも短距離走や跳躍の選手の運動能力が遺伝しやすいということになり、橋岡優輝選手は見事に遺伝子を引き継いだ「サラブレッド」なわけですね。
橋岡優輝選手は幼少期から両親による陸上競技の指導を受けた、ということはなく、小学生の頃はスポーツは遊びでサッカーや野球をしていた程度とのこと。中学で陸上部に入りますが、ご両親の勧めではなく、ご両親が陸上選手であったことから「自分もやってみようかな」という興味で選んだそうです。
また、陸上の道へ進んだ橋岡選手にご両親からプレッシャーをかけられるといったこともなく、適度な距離感が良かったと本人は語っています。
なお、お母様は自身がスポーツ選手であった経験から、橋岡選手が小さい頃から料理の栄養バランスには気をつけられているそうです。
橋岡優輝の出身中学校は?
橋岡優輝選手の出身中学はさいたま市立岸中学校です。
岸中学校では陸上部に入りますが、上にも書いたように陸上部の選択は “本人の興味” でした。
陸上部では、1年生から100m走を、2年生から四種競技を始めています。そのため、記録としては四種競技としての記録と、110mハードルや走り高跳など個別の記録を残しています。
2013年の中学3年生のときに四種競技で全中3位の成績を収めています。
橋岡優輝の出身高校は?スポーツ強豪校だった!
橋岡優輝選手の出身高校は、東京にある私立の八王子学園八王子高等学校です。
八王子高校は叔父である渡辺大輔さんが陸上部の監督・顧問を務めている高校です。ちなみに、同校で体育の教諭を務めるオリンピアンの渡辺大輔さん自身、八王子高校のOBです。
八王子高校は東大や難関大学への進学を目指す「文理特進コース」や「進学コース」のほかに「アスリートコース」があり、橋岡優輝選手は「アスリートコース」に進学したと思われます。
八王子高校の「アスリートコース」は、将来的に世界・全国で活躍するトップアスリートの育成を目標としたコース。科学的理論に基づいた指導で、運動能力と人間力そのものを高めることを目指し、将来の指導者育成のために大学進学にも注力した “文武両道” のコースとされています。
八王子高校は、運動部はバスケットボール部が特に強く、水泳部、陸上部、柔道部、野球部も全国レベルのスポーツ強豪校です。
八王子高校の陸上部で橋岡優輝選手は叔父である渡辺大輔さんから指導を受け、走り幅跳を始めます。走り幅跳は2年生の頃から好成績を出すようになり、2年生の冬には、日本陸連から次世代の競技者強化・育成選手である「ダイヤモンドアスリート」に認定されています。
今年もダイヤモンドアスリートに認定していただきました💎また、代表挨拶もさせていただきとてもいい経験になりました!
これからも精進していきます🕴#ダイヤモンドアスリート pic.twitter.com/2bORV18x8n— 橋岡優輝 Yuki Hashioka (@th2318) November 21, 2016
3年生のときには、走り幅跳で「インターハイ」「国体」「日本ジュニア選手権」で優勝するという「高校3冠」を果たし、一躍脚光を浴びます。
橋岡優輝は日本大学に進学!
橋岡優輝選手は2021年3月に日本大学のスポーツ科学部を卒業しました。
学部は三軒茶屋キャンパスにありました。
ちなみに、八王子高校から日本大学への進学はは、高校の恩師である渡辺大輔さんと同じコースとなります。
日本大学では、橋岡選手が入学した時点で走り幅跳の日本記録保持者であった森長正樹コーチの指導を受けます。森長正樹さんはバルセロナオリンピック・シドニーオリンピックの男子走り幅跳日本代表で、1992年に8m25cmの日本記録を樹立しました。
そしてこの記録は後の2019年に教え子の橋岡優輝選手に塗り替えられることになります。
橋岡優輝選手は大学1年から3年まで日本選手権3連覇を成し遂げており、今年4連覇が期待されています。
いとこの橋岡優輝が日本選手権3連覇達成
大分戦前にビックニュース
ホーム神戸戦以来、自身も3ヶ月ぶりのスタメン
1対1は絶対の自信を持って臨み、攻撃でもその正確なクロスが試合を決める
大樹は優輝と切磋琢磨し、東京五輪のピッチに共に立つ
ともに恵まれた素質を活かして俺たちを沸かせてくれ pic.twitter.com/VsBXtMgAnn
— RED Wine Walker (@REDWineWalker) June 30, 2019
橋岡優輝の中学の成績は?実は四種競技の選手だった!
橋岡優輝選手の中学の成績は、2年生から四種競技を始めたため、記録としては四種競技としての記録と、個別の種目の記録が残っています。
四種競技とは中学生男子の場合、110mハードル・砲丸投げ(4kg)・走り高跳・400m走の4種目の総合成績を競う種目です。
2012年(中学2年)
- 埼玉県中学校新人大会 四種競技3位
2013年(中学3年)
- 埼玉県中学混成記録会 四種競技優勝
- 第59回全日本通信陸上競技埼玉県大会 四種競技2位、110mハードル6位
- 埼玉県中学校総合体育大会 四種競技2位、110mハードル5位
- ジュニアオリンピック陸上競技大会 標準記録突破会兼中学生記録会 走り高跳1位
- 第40回全日本中学校陸上競技選手権大会 四種競技3位
この時の各種目の記録は
110mハードル:15.36秒、砲丸投:10.91m、走り高跳:1.89m、400m走:54.46秒
でした。
- 第44回ジュニアオリンピック陸上競技大会 走高跳9位
中学から陸上を始めて、四種競技を始めた2年生のうちに県で3位入賞を果たし、3年生の中学総体・全中では、埼玉県の大会では四種競技で2位に終わるものの、全国大会で3位と一気に飛躍を見せてしていますね。
橋岡優輝の高校・日本大学在学中の成績は?ドーハで世界陸上入賞の快挙!
橋本優輝選手の高校・大学在学中の成績です。
2014年(高校1年)
- 第67回東京都高校対抗選手権 110mハードル2位、走り高跳5位
- 第35回東京都選抜競技大会 100m 2位、走り幅跳2位
- 第69回国体東京都代表選考会 走り幅跳3位
- 第57回東京都私立中学校高校選手権 走り高跳優勝
- 第66回東京都新人対抗選手権 110mハードル2位、走り幅跳5位
- 第68回東京都高校対抗選手権 110mハードル4位、走り高跳3位、走り幅跳優勝(7m33cm)
2015年(高校2年)
- 第78回東京選手権 110mハードル5位、走り高跳11位
- 第68回東京都高校対校選手権 110mハードル4位、走り高跳3位、走り幅跳優勝
- 関東高校競技会 110mハードル1位、走り幅跳優勝
- 第36回東京都高校選抜競技会 走り幅跳2位
- 第68回全国高校対校選手権 110mハードル4位 走り幅跳優勝
- 国民体育大会 走り幅跳2位
- 東京都高校新人陸上男子 走り幅跳優勝
- 日本ジュニア・ユース選手権 ユース男子 走り幅跳優勝(大会新記録7m70cm)
2016年(高校3年、以下走り幅跳の記録)
- 全国高校総体陸上男子 優勝(7m75cm)
- 第100回日本陸上競技選手権大会 8位
- 第71回国体 少年男子A優勝
- 第32回日本ジュニア選手権大会 優勝
2017年(大学1年)
- オーストラリア選手権 5位
- セイコーゴールデングランプリ陸上 6位
- 第96回関東学生陸上競技対校選手権大会 男子1部優勝
- 第101回日本陸上競技選手権大会 優勝
- 南部忠平記念陸上競技大会 優勝(8m07cm)
2018年(大学2年)
- セイコーゴールデングランプリ陸上 3位
- 関東学生対校選手権男子 2位
- 第102回日本陸上競技選手権大会 優勝
- U20世界選手権 優勝 走り幅跳で日本人初の金メダル獲得
U20世界陸上、橋岡優輝選手・田中希実選手が金メダル – TBS News https://t.co/C8e2KMGL84 pic.twitter.com/jdVvLpqlsl
— フィンランド経済ニュース (@FinlandEcoNews) July 13, 2018
- アジア競技大会 走り幅跳4位
2019年(大学3年)
- アジア選手権大会 優勝
- 第102回日本陸上競技選手権大会 優勝
- アスリートナイトゲームズin福井 2位
この大会で橋岡優輝選手は自身が保持していた日本歴代2位の記録を10cm更新する8m32cmの跳躍を行い、その時点で日大のコーチである森長正樹さんが持っていた日本記録を塗り替えて日本新記録を樹立しました。しかしその後、同大会で城山正太郎選手(1995年生、ゼンリン)が8m40cmを跳んで日本新記録を更新、優勝しました。
Athlete Night Games in FUKUI
ナショナルレコードチャレンジ 走幅跳
橋岡8m33 +1.6 日本新記録!!! pic.twitter.com/gTrmQyMZMD
— EKIDEN_MANIA (@ekiden_mania) August 17, 2019
- 世界陸上出場 8位入賞
ドーハ世界陸上
男子走幅跳決勝最終跳躍 #世界陸上橋岡優輝🇯🇵7m97㎝
日本人初8位入賞🎉 pic.twitter.com/H0cOb8sRrt— JUST Athletics (@SigmaJu) September 28, 2019
世界陸上8位入賞しました。
悔しい気持ちがありますが、オリンピック前年にこのような経験ができたことはとても良かったです!来年に向け頑張ります💪
また応援してくださいました皆様本当にありがとうございました🙇🏻♂️#TeamLJ pic.twitter.com/rOC7qVAN0k— 橋岡優輝 Yuki Hashioka (@th2318) September 28, 2019
2019年には世界陸上に出場し、見事8位入賞を果たします。高校3年生以降輝かしい成績を残していますね。
また、大学では1年生から3年生まで走り幅跳で日本選手権3連覇しました。
まとめ
橋岡優輝選手の出身校や陸上競技の経歴、成績と親戚を含めて陸上競技の家系のサラブレッドであること、また従兄弟2人がプロのサッカー選手であることも紹介しました。
走り幅跳は、かつてマイク・パウエルやカール・ルイスといった選手が活躍していた頃は8m80~90cmの争いだったそうですが、近年は8m30~40cmに入れば五輪のメダル争いができるそうです。つまり、橋岡優輝選手の自己記録は世界でメダルを期待できる記録ということですね。
2021年の東京オリンピックで橋岡選手のイケメン度と筋肉に魅了された方も多いのでは?
陸上の世界大会はオリンピックのほか、2年に1回世界陸上があるため、世界大会で橋岡選手の活躍を見ることのできる機会は多いはず。橋岡優輝選手の今後の活躍に期待したいですね。